特別な力

母親のパワーストーンが割れた時弟を救った

私はお母さんが大好きだ。
いつも私のことをさり気なく見守っていてくれて、それでいつも気を使っている。
そんなお母さんの趣味は、手芸と園芸である。
そしてパワーストーンを集めるのが非常に好きなのだ。

少なくとも40種類はあると思う。
けれどもお母さんが一番大切にしていたのは、私が生まれた時から大切にしているルチルクォーツと琥珀のブレスレッドだった。

私が生まれる前から20年間愛用しているので私より年上で、お母さんを知っているサポーターのようなものだった。
このブレスレッドを買っていつも大切にしていたから、何でそのブレスレッドが大切なのと聞いたらおもしろい話を聞くことができた。

ブレスレッドを買ったのは20年前、お父さんとお母さんが恐竜と化石の展示に行った際に売店で販売されていたのだという。
その展示に行った時のお母さんは嬉しくなかったデートだったのだそうだ。

正直、恐竜と化石に興味がなくて行き先を聞いてがっかりして、渋々付き合っていたのだそうだ。
そんな、顔を見たお父さんはお母さんを売店に連れて行った。
お母さんはそんな売店にほしいものなんて無いわよと思いながら商品を見ていた時、このブレスレッドを見つけたのだそうだ。
売店で全く買い物する気がなかったお母さんだったが、ブレスレッドの何かの魅力に引き疲れお父さんにこれ買ってとおねだりしたのだという。
するとお父さんはがっかりしていたお母さんが元気になったのを見て、即購入をしたらしい。

それ以来、お母さんはすっかり石の魅力にとりつかれてしまったのだそうだ。
そのブレスレッドをしてしばらく、からだの様子に変化が訪れたお母さんは病院に行くとなんと私を妊娠していたのだそうだ。
そんな訳で、母にとってはこのブレスレッドは大切なモノだという。

私達姉弟が元気だとストーンが輝くらしいし、元気が無いと色が濁る様になるという。
そんな、大切にしていたブレスレッドの石が一つ割れたのだった。

お母さんと2人で割れたことに気づき一体何があるのかハラハラして嫌な予感がした。
すると、ご近所の方が家に走ってインターホンを押した。

お母さんは何があったのか尋ねると、弟の通学路で大型犬が暴走しているというのだ。
お母さんと私は悟った。
弟が危ないということを。

弟の通学路を走って行くと、足を噛まれて身動きが取れなくて救急車に運ばれる弟の姿が見えた。
お母さんは一緒に救急車に乗って病院に行った。
すると、以外にも4針程の縫い合わせるだけで通院ですむことになった。
お母さんは弟に事情を聞くと、犬に噛まれた時引きちぎられるかと思ったけど、噛んだら力が緩んで犬が他の方向に逃げた。
何でかよくわからないけどと言ったのだそうだ。

お母さんが事実を話すと弟は驚愕していた。
その事故の後、弟とお母さんは石の供養を行った。
幽霊とか信じない弟だったが今回はすんなりということを聞いた。
このような事があると傍目から見て驚いたが、私はお母さんを守りたいと思った。
お母さんの誕生石の入ったブレスレッドを私が持つことにした。
願いはただひとつ、大好きなお母さんをいつまでも守っていて欲しいそう願わずにはいられない。

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